1972年、旧ソ連モスクワ市、S・フィヨドロフ教授は自転車で転倒した
少年の眼鏡が割れガラス片で角膜に傷がついたのち、傷が治ると少年の
近視も治っていた事にヒントを得て、佐藤教授の文献を読みなおし、
角膜裏面からの切開に問題があった事を発見しました。
前面からの切開の深度、本数、及び長さを適切に組み合わせて、定量的な
近視矯正に成功しました。切開の長さは、角膜周辺から切開を加えない
中央光学領域までを意味しますが、中央光学領域のサイズ設定により切開
の長さを変えて矯正度を調節しました。
1980年代後半、S・フィヨドロフ教授は米国のS・トロッケル博士と
平行し、太いエキシマレーザービームによるPRK手術用機器プロファ
イルシリーズをリリースしました。
1990年代、S・フィヨドロフ教授は最強度近視矯正用に、プロファイル
シリーズと平行しフェイキック眼内レンズを開発しました。
現在米国を中心に、年間百万件の近視手術の基礎はS・フィヨドロフ
教授によって培われたと言っても過言ではないでしょう。 |