「30秒で眼がよくなる」と参宮橋アイクリニックについて    奥山 公道 リンク


近視は15分で完全に治る

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本「近視は15分で完全に治る」は、私の処女作である。

旧ソ連に留学歴のある私が、モスクワのS.N.フィヨドロフ博士を訪問、長年の夢であった
近視を治してもらい、その感動を家族、友人と分かち合える専門の医療機関「参宮橋アイ
クリニック」を開設するまでの体験談とロシアの眼科医療の歴史に触れる。

27年前、近視手術に多くの眼科医は懐疑的かつ慎重で、啓蒙運動は、手術を受けた患者の
組織「近視手術友の会」を中心に広まった。

内科医で患者代表であった私は、3年の準備期間を設け、その後ロシア共和国の国家資格・
眼科専門医に転じたが、この本のタイトルには不満で、汗顔の極みであった。

けれども、この意気込みがなければ、ペレストロイカには取り組めなかったとの思いと、
出版でお世話になったカッパホームズの松下編集長に強く背中を押された記憶が残り、
まさに「めくら蛇おじず」状態だった。

近視手術が、つくば科学万博のソビエト館で紹介されるに至って、情報は過熱した。

「週刊毎日が、「近視が治る。15分、30万円の手術」の記事を掲げ、山の手線全車両内に
発刊の中づり広告が出るに至っては思いがけない方向に加速し、マスコミの持つ恐ろしさを
知らされた。」

発刊の中づり広告が出るに至っては思いがけない方向に加速し、マスコミの持つ恐ろしさを
知らされた。「クリニックの1本の電話が問い合わせにより、パンクしたのだ。」

近視が治ったハイな患者様状態にあったとして、同業医師の、今さらではあるが、
ご理解を願う次第である。 



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